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無敵のカリスマ『ジョーカー』紹介

don`t smile

今回は映画『ジョーカー』を紹介していきます。

 

あらすじ

治安の悪い街、ゴッサムに母と暮らす貧しい青年、アーサー。

彼の夢はコメディアンで、ネタを考えながらピエロとして働いていた。

 

しかし仕事は上手くいかない。

 

アーサーが完璧に悪いとは言えない様なコトが起きて、彼は仕事を失ってしまう。

 

そんななか電車の中で富裕層のホワイトカラー3人に絡まれたアーサーは、彼らを殺してしまう。

 

現在まで続く社会問題が、悪のカリスマ誕生を通して描かれていきます。

監督・キャスト紹介

監督:ドット・フィリップス

『ジョーカー』の新作もこの監督が続投される見通しです。

ドット・フィリップス

主演:ホアキン:フェニックス

もちろん新作のジョーカーも彼です。

グラディエーター』などに出演

ホアキン・フェニックス

魅力紹介

1:圧倒的演技力

ジョーカーというキャラクターはバッドマンシリーズの悪役だそうです。

今まで幾度も映画化されていて、役者さんはいつも話題になっています。

 

ハードルが高まる中でのホアキン・フェニックスの演技。

 

正直に言って最高でした。

 

とにかく真に迫っています。

演技素人の僕から見てもハマっていました。

 

アーサーという人が実在するかのよう。

 

演じているというより、本人が動いていると言う感じでした。

 

この演技のために見てもいい位かもしれません。

 

2:ダークな雰囲気

映画といえば華やかで、派手で、幸せで、と言った事をイメージとして抱くかもしれません。

 

しかし暗い側面を持ち合わせているのが現実です。

たまにはダークな雰囲気を味わいたくなるのが人間です。

 

この『ジョーカー』は一貫してダーク。

そして飽きさせないために施された、展開の工夫、緩急の使い分けが見事です。

 

ダークさが魅力ですが、ダークさが一辺倒にならない興味深さがある作品になっています。

3:社会問題をあぶりだす

公開は2019年ですが、現在にまで続く社会問題が描かれています。

 

例えば主人公アーサーは白人で、彼のケアをしてくれる福祉職員は黒人さんです。

 

もちろん白人の富裕層も登場しますが、彼らに対する憎悪が描かれていたり、非モテの問題が少し盛り込まれていたりしています。

 

見た人が影響を受けるのでは?と懸念されていた事に納得できるほどの、描写があります。

 

この映画を見ることが、社会問題を知る、あるいは考えるキッカケになるかもしれません。

 

まとめ

この映画を見て、素直に納得する部分もありました。

そりゃそうなるな。と

 

もちろんダークヒーローですから、全肯定はしない方がいいのでしょう。

 

しかしなぜダークヒーローは生まれてしまうのか?という視点は新しいモノがあると思いました。

 

それからシンプルに展開が面白く作られていると感じました。

 

皆さんもぜひ、ダークな世界を見てください。

ただし、アーサーのようにジョーカーに成ろうなんて思わないで。